2020-01-01から1年間の記事一覧
劇団ノーミーツ『それでも笑えれば』の大千穐楽公演を昨日観劇した。500人くらい人が来ていた。ノーミーツの公演は全て見ているけれど、今回が1番クオリティが高かった。「Zoom演劇」を支える技術的側面と観客を物語に巻き込むための形式がバランス良く結び…
今日は家から一歩も出なかった。論文の「はじめに」を少しだけ書く。8/5に指導教員に見せないといけないので急ピッチで進めていく。作家論というよりも、作品についての事例研究になると思う。8月末と10月初頭に口頭発表がある。頑張らねばならない。誰かに…
一つ断っておくが、私は平沢進をほとんど知らない。また、音楽の専門家でもない。しかし、ほとんど知らないだけに新鮮な驚きを持って感動することができた。その上で書こうと思う。 暗闇の中からテスラコイル(高電圧発生モジュール)が現れて明滅する。ここか…
スパイラルホールの薄暗い明かりの中にスモークがうっすらと炊かれ、2人の奏者の顔を柔らかな光が照らし出している。徐々にタブラの音が聞こえ始め、そこにピアノの音が少しずつ被さっていく。蓮沼は、ピアノなどの楽器のほか、ドライヤー、水なども音源と…
今だからできるZOOM演劇の一つ。登場人物は村田秋乃(亀島一徳)と川岸風太(篠崎大悟)。 物語は、川岸がZOOMを開き、スマホの画面を調整するところから始まる。 CMソングを鼻歌まじりに歌いながら画面外へ消える 川岸。 ここで面白いのは、声はクリアに聞…
はじめに 日本語で読むことができる現代美術史の概説書は少ない。針生一郎による『戦後美術盛衰史』や千葉茂夫による『現代美術逸脱史』など日本の戦後美術に関する書籍は何冊かあるが、欧米諸国やアジアの動向も踏まえた包括的な現代美術史の資料には乏しい…