伊澤の牧場〜アンチフォーム交友録〜

行き場のない言葉達を放牧しています。勝手に書く。

最近のこと05/10

頭痛がする。酷い頭痛だ。

 

 喘息。自らの意思と関係なく咳が出る。持病だ。いつも毎年この時期に発症する。ただ、最近、急に酷くなった。気道が明らかに狭くなっていることがわかる。食欲がなくなり、体力が落ちた。先日、バイトに出向いたが、目眩と頭痛で立っていられなくなり早退した。なんとか立っていようとしたけれど、気を抜くと倒れてしまいそうだったので、どのみち勤務は無理だったと思う。申し訳ないことをしてしまった。頭痛くらい、ちょっと我慢すればなんとかなると思ったのがいけなかった。派遣会社からは心配と怒りが入り混じった注意を受けた。今は熱はないが、もしかしたら今夜あたり出るかもしれない。そんな予感がする。

 会話中に咳が頻発するようになった。息を整えないと咳が出てしまうので、会話に不自然な間があく。あまり長く話せない。電車でも白い目で見られる。マスクをすると息苦しさが増す。ゼミの発表準備はあまり進んでいない。そもそもこの体調で発表できるのか怪しい。できるならしたいと思う。新しいゼミだし。意見が欲しい。いつも大事な時に大変なことが起こる。医師にコロナを疑われる。薬は飲んでいる。吸入薬ではなく、内服薬。しかし、薬を飲んでから余計に悪くなった気がする。なぜだ?医師に電話をしたら吸入薬の処方箋を出してくれるという。明日か明後日、元気があればもらいにいきたい。

 ある人から嫌われていると思う。僕が嫌われるようなことを、きっとしたのだ。心当たりがないわけではない。他人が自分を嫌っているかどうかは態度でわかるものだ。避けられている。避けられるようなことをしたのだと思う。自覚がないわけではない。謝る必要があるかどうかまではわからないけれど(思い過ごしかもしれないから)、申し訳ないことをしてしまったという後悔は残っている。また話せるかどうかは、相手次第のところがある。もやもやとした気分とギクシャクした関係だけが残り続けるのは嫌だ。そうなるかもしれないけれど。

 親友に作品の相談をされた。演劇とファッションの話をずっとした。ただただ楽しかった。このアーティストの友人が僕は大好きだ。最高に面白いやつだし、本音で話ができる。彼との会話は気楽だ。演劇とファッションの話をする時の彼は生き生きしていて、僕なんかよりもずっと頭の回転が速く感じる。猛スピードでぶつかってくる言葉を追いかけるのが精一杯で考えてる余裕はこちらにはない。ただ押し流されてゆくだけだ。支離滅裂なこともあるが、最近は一貫性もあって、思考が深いことを感じる。凄い。彼も僕と話すことを楽しんでくれているようだ。こういう友人は大切にしたい。

 同業者という言い方をあえてするけれど、僕は美術史だとか、美術の研究をしている人とはウマが合わないことが多い。気が合うのはいつだって異分野の人達だ。なぜだろう。自分と同じような人を嫌悪するとかいうアレか?でも、素直でもストレートでもなく、なんらかの欲望を隠している人が多いように感じる。変に捻くれている。僕もきっとそうだ。でも、僕は刹那的な快楽を追い求めている人間の方が絶対に面白いという直感がある。自分の素直な欲望を覆い隠さないで欲しい。前述の友人は欲望を覆い隠さずあけすけに話してくれるから、僕も気楽に話せる。利己的なら利己的でいいし、それを素直に出して欲しい。うまくやろうとしていたことが現実の前に崩壊していくところに人間味が出てくると思う。行き当たりばったり感が欲しい。これは願望ですが。

 7月。以前文章を載せてもらったジャーナルに、また文章を載せていただけることになった。嬉しいことだ。以前のような研究報告的な文章ではなく、鑑賞経験をもとにした文章を書く。鑑賞者・観客論になる。楽しみだ。以前書いたエッセイに嬉しいコメントをくれた人がいたが、感想はどんどん言って欲しい。感想が書かれないもの、語られないものは、作りたくはない。自分が書いた文章で反応がなければ、それはまだまだ実力不足ということだし、精進しなければと思う。どこどこで書いたとか、どの学校を出ているとか、そういうことを問題にされたくはない。でもそーいう人は多い。友達にもいる。嫌なことだ。実績一覧だけを見て人を評価したくはない。

 水戸行きは楽しかった。新しい人とも知り合えた。でも、楽しいと同時に僕はこうした雰囲気に馴染めないな、とも思った。とにかく大人数の中でうまくやれる自信がない。運転席の友人は全く素晴らしかった。ああいう人に皆はついていくのだろうなと思った。完璧でありたいと願っているような友人だ。自分に自信もあるのだと思う。見栄えもいい。自分は助手席でぎこちない会話を繰り出すのみだったので、差は歴然だった。やはり個人で動くのが、僕には向いているのかもしれない。

 もう一度演劇をやりたい。ぜーーーーったいにやる!そういう気持ちがある。演劇のテキストを書きたいという欲望もある。もちろん自分でも出たい。でも、今は書くことをしたいなと思う。お世話になった劇団の公演がもうすぐある。というか、オンラインと上演と両方ある。楽しみで仕方ない。僕は演劇で出会った人達が全員大好きだ。

一回も見直しをせずにここまで一息に書いた。見直しなんてしない。日記とか備忘録はそれでいいって思うところがある。書き出した言葉が何かに繋がれば支離滅裂だって何だって良い。それが自分が書いたものであれば。